Y2025M04Q102025年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の管理に関する知識発生原理・エックス線管

あるエックス線装置のエックス線管の焦点から1m 離れた点における1cm 線量当量率は16mSv/min であった。このエックス線装置を用い、厚さ8mm の鋼板及び厚さ40mm のアルミニウム板にそれぞれ別々に照射したところ、透過したエックス線の1cm 線量当量率はいずれも4mSv/minであった。厚さ14mm の鋼板と厚さ30mm のアルミニウム板を重ね合わせ44mm とした板に照射した場合、透過後の1cm 線量当量率は次のうちどれか。 ただし、エックス線は細い線束とし、測定点はいずれもエックス線管の焦点から1m 離れた点とする。また、鋼板及びアルミニウム板を透過した後の実効エネルギーは、透過前と変わらないものとし、散乱線による影響は無いものとする。

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正解: 2

正答

(2)

この問題のポイント

8 mmの鋼板と40 mmのアルミニウム板はいずれも16→4 mSv/min、すなわち透過率1/4です。重ねた板の透過率は (1/4)^(14/8+30/40)=(1/4)^2.5=1/32。したがって 16 mSv/min÷32=0.5 mSv/min です。

解説

8 mmの鋼板と40 mmのアルミニウム板はいずれも16→4 mSv/min、すなわち透過率1/4です。重ねた板の透過率は (1/4)^(14/8+30/40)=(1/4)^2.5=1/32。したがって 16 mSv/min÷32=0.5 mSv/min です。

選択肢の確認

1.0.1mSv/min
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 提示の0.1 mSv/minは入射16 mSv/minに対し透過率0.1/16=0.00625に相当します。厚さ比から得る透過率0.03125と異なり、合成遮蔽後の0.5 mSv/minを表しません。

2.0.5mSv/min
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 提示の0.5 mSv/minは入射16 mSv/minに対し透過率0.5/16=0.03125に相当します。合成遮蔽の透過率0.03125による0.5 mSv/minと数値が合います。

3.1.0mSv/min
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 提示の1.0 mSv/minは入射16 mSv/minに対し透過率1/16=0.0625に相当します。厚さ比から得る透過率0.03125と異なり、合成遮蔽後の0.5 mSv/minを表しません。

4.1.5mSv/min
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 提示の1.5 mSv/minは入射16 mSv/minに対し透過率1.5/16=0.09375に相当します。厚さ比から得る透過率0.03125と異なり、合成遮蔽後の0.5 mSv/minを表しません。

5.2.0mSv/min
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 提示の2.0 mSv/minは入射16 mSv/minに対し透過率2/16=0.125に相当します。厚さ比から得る透過率0.03125と異なり、合成遮蔽後の0.5 mSv/minを表しません。

覚えるポイント

同じ透過率を与える基準厚が分かると、任意厚の指数は厚さ比で表せます。異種材料を重ねた透過率は各透過率の積であり、指数表示では厚さ比を加算します。重ね合わせ後の線量率は0.5 mSv/minです。

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