Y2025M04Q92025年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問

エックス線の管理に関する知識発生原理・エックス線管

下図のように、エックス線装置を用いて鋼板の透過写真撮影を行うとき、エックス線管の焦点から3m の距離のP 点における写真撮影中の1cm 線量当量率は0.2mSv/h である。露出時間が1 枚につき110 秒の写真を週400 枚撮影するとき、エックス線管の焦点とP 点を通る直線上で焦点からP 点の方向にあるQ 点が管理区域の境界線の外側にあるようにしたい。焦点からQ 点までの距離として、最も短いものは(1)~(5)のうちどれか。 ただし、3 か月は13 週とする。

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正解: 3

正答

(3)

この問題のポイント

3か月の照射時間は (110/3600) h/枚×400 枚/週×13週=158.89 h、P点の線量は0.2 mSv/h×158.89 h=31.78 mSvです。31.78×(3/r)²≦1.3より、r≧3√(31.78/1.3)=14.83 m。最短の選択肢は15 mです。

解説

3か月の照射時間は (110/3600) h/枚×400 枚/週×13週=158.89 h、P点の線量は0.2 mSv/h×158.89 h=31.78 mSvです。31.78×(3/r)²≦1.3より、r≧3√(31.78/1.3)=14.83 m。最短の選択肢は15 mです。

選択肢の確認

1.10m
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 焦点から10 mでの3か月線量は31.78×(3/10)²=2.86 mSvです。1.3 mSvを1.56 mSv超えるため、管理区域境界の外側にはできません。

2.12m
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 焦点から12 mでの3か月線量は31.78×(3/12)²=1.99 mSvです。1.3 mSvを0.686 mSv超えるため、管理区域境界の外側にはできません。

3.15m
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 焦点から15 mでの3か月線量は31.78×(3/15)²=1.27 mSvです。基準1.3 mSv以下となる最短の提示距離です。

4.20m
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 焦点から20 mでの3か月線量は31.78×(3/20)²=0.715 mSvです。基準内でも、より短い提示距離が基準を満たすため最短ではありません。

5.25m
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 焦点から25 mでの3か月線量は31.78×(3/25)²=0.458 mSvです。基準内でも、より短い提示距離が基準を満たすため最短ではありません。

覚えるポイント

点状線源近似では線量率へ距離比の二乗を掛け、照射時間は秒又は分からhへそろえます。3か月評価では週当たり回数へ13週を掛け、積算線量を1.3 mSv以下にします。境界条件を満たす計算結果は15 mです。

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