Y2026M04Q3|2026年4月公表 エックス線作業主任者免許試験 過去問
エックス線装置の管電圧を一定にして、管電流を増加させた場合に、発生する連続エックス線に認められる変化として、正しいものは次のうちどれか。
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正解: 4
正答
(4)
この問題のポイント
X線の線質は主に管電圧とろ過で決まります。最大強度波長はスペクトルの横方向の特徴です。
解説
管電圧一定で管電流を増すと、ターゲットへ単位時間に入る電子数と発生光子数が増え、連続X線の全強度は管電流にほぼ比例します。短波長限界と最大光子エネルギーは管電圧で決まるため不変で、スペクトル形状と線質もほぼ不変です。発生効率はη≈kZVで管電流に依存しません。
選択肢の確認
1.最大エネルギーは、管電流に比例して大きくなる。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 連続X線の最大光子エネルギーはeVで管電圧が決めます。管電圧一定で管電流を増しても最大エネルギーは変わりません。
2.最大強度を示す波長は、短くなる。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 最大強度波長はスペクトルの横方向の特徴です。管電圧一定のまま管電流だけを増すと曲線は縦方向に高くなり、最大強度波長は短くなりません。
3.線質は、硬くなる。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 X線の線質は主に管電圧とろ過で決まります。管電圧一定で管電流のみを増してもスペクトル形状はほぼ同じで、硬くなりません。
4.全強度は、管電流にほぼ比例して大きくなる。
判定:正答(記述・組合せは正しい)。 管電圧一定ではターゲットへ単位時間に到達する電子数が管電流に比例し、発生する光子数、したがって連続X線の全強度もほぼ比例します。
5.発生効率は、管電流にほぼ比例して高くなる。
判定:正答ではない(記述・組合せは誤り)。 連続X線の発生効率は概ねη≈kZVで、ターゲット原子番号Zと管電圧Vに依存します。管電流は発生光子数を増やしますが、変換効率を高くしません。
覚えるポイント
連続X線の発生効率は概ねη≈kZVで、ターゲット原子番号Zと管電圧Vに依存します。管電流は発生光子数を増やしますが、変換効率を高くしません。管電圧一定で管電流のみを増してもスペクトル形状はほぼ同じで、硬くなりません。