10AM77|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午前(科目未分類)
悪性腫瘍による痛みの治療で正しい組合せはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
悪性腫瘍の痛みがどの神経経路を通るかと、適応となる神経ブロックを対応させる問題です。
膵癌など上腹部内臓の癌性疼痛には、内臓痛を伝える腹腔神経叢のブロックが用いられます。
解説
膵臓、胃、肝胆道系など上腹部臓器からの内臓求心性痛覚線維は、腹腔神経叢周辺を通ります。腹腔神経叢ブロックや内臓神経ブロックは、薬物療法だけで十分に抑えにくい上腹部癌性疼痛の軽減に用いられることがあります。
神経ブロックは出血、感染、低血圧、神経損傷などの危険を伴う侵襲的治療であり、専門医が画像誘導下などで適応を判断して行います。鍼灸施術と同一の手技ではありません。
選択肢の確認
- 1.上顎癌 ─── くも膜下腔ブロック:誤り。上顎の痛みは主に三叉神経第2枝の領域で、くも膜下腔ブロックとの対応ではありません。
- 2.舌癌 ─── 顔面神経ブロック:誤り。顔面神経は主に表情筋の運動神経で、舌癌の痛覚を伝える神経のブロックではありません。
- 3.子宮癌 ─── 閉鎖神経ブロック:誤り。閉鎖神経は大腿内側筋群と皮膚の一部に関係し、子宮癌性疼痛の代表的ブロックではありません。
- 4.膵臓癌 ─── 腹腔神経叢ブロック:正しい。膵癌の上腹部内臓痛には腹腔神経叢ブロックが適応となることがあります。
覚えるポイント
- 上腹部内臓痛は腹腔神経叢を通る。
- 膵癌性疼痛では腹腔神経叢ブロック。
- 神経ブロックは専門医が適応と安全性を判断する侵襲的治療。