10PM127|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病証に対し、補法を行う経穴はどれか。「24歳の女性。1年前から月経周期が短くなり量も多くなった。倦怠感、小腹部の下垂感を訴える。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
月経異常と全身症状から脾気虚・脾気下陥を弁証し、補う原穴を選ぶ問題です。
月経周期短縮と過多、倦怠感、小腹部の下垂感は、脾の統血・昇清機能低下を示し、太白を補います。
解説
脾は気血を生化し、血が脈外へ漏れないよう統血し、清陽を上昇させます。脾気が虚すと血を統摂できず、月経過多や周期短縮が起こります。さらに脾気下陥では、腹部の下垂感、内臓下垂、脱肛などがみられます。
太白は足の太陰脾経の兪土穴・原穴で、脾虚を補う代表穴です。現代医学的には月経過多には子宮筋腫、内分泌異常、貧血などの評価も必要であり、弁証と医学的診断を同一視しません。
選択肢の確認
- 1.太衝:誤り。太衝は足の厥陰肝経の原穴で、肝気鬱結などに用います。本症例の中心は脾気虚・脾気下陥です。
- 2.太白:正しい。太白は足の太陰脾経の原穴で、脾の運化・統血・昇清機能の虚を補います。
- 3.神門:誤り。神門は手の少陰心経の原穴で、心神不安や不眠などに用います。
- 4.太淵:誤り。太淵は手の太陰肺経の原穴で、肺気虚などに用います。
覚えるポイント
- 月経過多+倦怠感は脾不統血を考える。
- 小腹部の下垂感は脾気下陥の手掛かり。
- 太白は脾経の原穴・兪土穴。
- 月経過多では現代医学的な出血原因と貧血も評価する。