10PM128|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
疏泄作用の失調から生じた気滞血於の肩こりに対し、治療対象となる経絡はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
疏泄作用を担う臓と、その臓に属する経脈の陰陽分類を問う問題です。
疏泄を主るのは肝であり、肝経は足の厥陰経に属するため、厥陰経を治療対象とします。
解説
肝の疏泄作用は、全身の気機を伸びやかにし、情志、消化、血行などを調節します。疏泄が失調すると気滞が生じ、長引けば血行も滞って気滞血瘀となり、固定性の痛みやこりを生じると考えます。
肝は足の厥陰肝経に属します。肩こりという局所症状だけで太陽経・陽明経を選ぶのではなく、病機として示された疏泄失調から厥陰経へ結びつけることがポイントです。
選択肢の確認
- 1.太陽経:誤り。太陽経は小腸経・膀胱経で、後頚部や背部を通りますが、疏泄作用を主る肝の経脈ではありません。
- 2.陽明経:誤り。陽明経は大腸経・胃経で、多気多血の経とされますが、肝の疏泄失調に直接対応しません。
- 3.厥陰経:正しい。肝経は足の厥陰経に属し、疏泄失調による気滞血瘀の病機を治療対象とします。
- 4.少陰経:誤り。少陰経は心経・腎経であり、疏泄を主る肝の経脈ではありません。
覚えるポイント
- 疏泄を主るのは肝。
- 肝経は足の厥陰経。
- 気滞が長引くと血瘀を伴い、固定性疼痛やこりにつながる。
- 局所の走行と病機の両方を区別して読む。