10PM129|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病証に対し、治療対象となる臓腑はどれか。「48歳の男性。会社員。いつもイライラして眠れない。下肋部に圧痛がある。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
情志症状と胸脇部所見から、関係する表裏一対の臓腑を選ぶ症例問題です。
いらだちと下肋部圧痛は肝胆の気機不利を示し、肝と胆が治療対象になります。
解説
肝は疏泄を主り、情志を調節します。ストレスが続いて肝気が鬱滞すると、いらだち、怒りやすさ、胸脇部の張りや圧痛が現れます。鬱滞が熱化すると心神を乱し、不眠を伴うことがあります。
胆は肝と表裏関係にあり、足の少陽胆経は側頭部・側胸部・季肋部を通ります。このため本症例では、症状と部位の両面から肝と胆を選びます。
選択肢の確認
- 1.肝と胆:正しい。肝の疏泄失調はいらだちを生じ、肝胆経が通る下肋部に圧痛が現れます。肝と胆は表裏関係です。
- 2.心と小腸:誤り。心と小腸は動悸、舌症状、心神不安などと関係しますが、下肋部圧痛といらだちの中心病機には合いません。
- 3.脾と胃:誤り。脾と胃では食欲不振、腹部膨満、軟便、悪心などの消化器症状が中心です。
- 4.腎と膀胱:誤り。腎と膀胱では腰膝酸軟、耳鳴り、排尿異常、冷えなどが中心です。
覚えるポイント
- いらだち・怒りは肝の疏泄失調。
- 胸脇・季肋部は肝胆と関係する。
- 肝と胆は表裏関係。
- 不眠だけで心証と決めず、随伴症状と圧痛部位を読む。