10PM130|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
頭痛で頭部局所への刺鍼により血管拡張を引き起こし、症状を増悪させる恐れがあるのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
頭痛の型ごとの病態を踏まえ、局所刺鍼で血管拡張を起こすことが不利となるものを選ぶ問題です。
本問の出題上、片頭痛発作では頭部血管拡張を助長すると症状を増悪させるおそれがあるため、片頭痛を選びます。
解説
片頭痛は、反復する拍動性頭痛、悪心、光・音過敏などを特徴とし、三叉神経血管系の活性化や神経ペプチド放出が関与します。古典的な国試整理では、発作時に頭部局所へ強い刺激を加えて血管拡張を促すことは、拍動性疼痛を増悪させる可能性があると考えます。
現在は片頭痛を単純な血管拡張だけで説明しませんが、本問では他の頭痛との対比が重要です。突然の激烈な頭痛、神経脱落症状、発熱・項部硬直などがある場合は鍼灸適応の判断より緊急受診が優先です。
選択肢の確認
- 1.緊張型頭痛:誤り。緊張型頭痛では頭頚部筋の過緊張や圧痛を軽減することが局所治療の目的になります。
- 2.片頭痛:正しい。片頭痛の発作時に頭部血管拡張を助長する刺激は、拍動性疼痛を増悪させるおそれがあると本問では整理します。
- 3.変形性頚椎症による頭痛:誤り。変形性頚椎症に関連する頭痛では、頚部の筋緊張や関節・神経への負担を評価し、局所治療を検討します。
- 4.眼精疲労による頭痛:誤り。眼精疲労による頭痛では眼周囲・頭頚部筋の緊張や作業環境を評価します。血管拡張による増悪が中心ではありません。
覚えるポイント
- 片頭痛は拍動性、悪心、光・音過敏が特徴。
- 本問では片頭痛発作時の頭部局所刺激による血管拡張に注意する。
- 片頭痛は現在、三叉神経血管系を含む神経生物学的疾患として理解される。
- 突然の最悪の頭痛や神経症状は緊急評価。