10PM132|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
末梢性顔面神経麻痺に対し、罹患神経への局所治療穴として適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
末梢性顔面神経麻痺で、顔面神経本幹に近い局所穴を選ぶ問題です。
翳風は耳垂後方、乳様突起と下顎枝の間にあり、茎乳突孔から出た顔面神経の走行に近接します。
解説
顔面神経は側頭骨の茎乳突孔から頭蓋外へ出た後、耳下腺内で分枝して表情筋を支配します。翳風は手の少陽三焦経に属し、耳垂後方、乳様突起と下顎骨の間の陥凹部にあるため、末梢性顔面神経麻痺に対する局所穴として選ばれます。
急な顔面麻痺では、中枢性麻痺、帯状疱疹、耳疾患などの鑑別が必要です。また、深部には重要な神経・血管構造があるため、解剖を無視した深刺は避けます。
選択肢の確認
- 1.玉枕:誤り。玉枕は足の太陽膀胱経に属し、後頭部で外後頭隆起上縁の高さにあります。顔面神経本幹への局所穴ではありません。
- 2.風池:誤り。風池は足の少陽胆経に属し、後頭骨下の僧帽筋と胸鎖乳突筋の間にあります。
- 3.完骨:誤り。完骨は足の少陽胆経に属し、乳様突起後下方にありますが、顔面神経本幹に最も直接対応する局所穴は翳風です。
- 4.翳風:正しい。翳風は茎乳突孔近傍の顔面神経走行部に近く、末梢性顔面神経麻痺の局所穴として用います。
覚えるポイント
- 末梢性顔面神経麻痺の局所穴は翳風。
- 翳風は耳垂後方、乳様突起と下顎骨の間。
- 急性顔面麻痺は脳卒中やRamsay Hunt症候群などを鑑別する。
- 神経・血管近傍では深刺を避ける。