10PM134|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
神経痛とその罹患神経を対象にした治療穴との組合せで適切でないのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
各神経の体表走行と、その神経に近い経穴を対応させる問題です。
郄門は前腕掌側中央の正中神経領域にあり、尺骨神経痛の治療穴としては不適切です。
解説
神経痛の局所治療では、罹患神経が体表近くを走る部位にある経穴を選びます。三叉神経第1枝の枝である眼窩上神経は陽白付近、大後頭神経は天柱付近、坐骨神経は承扶付近を走行します。
郄門は手の厥陰心包経に属し、前腕掌側で長掌筋腱と橈側手根屈筋腱の間、正中神経の走行に近い穴です。尺骨神経は肘内側の小海周辺や前腕尺側を通ります。神経近傍への刺鍼では電撃痛や運動反応を強く起こす直接損傷を避けます。
選択肢の確認
- 1.三叉神経第1枝痛 ─── 陽白:適切です。陽白は前額部にあり、三叉神経第1枝の眼窩上神経・滑車上神経領域に近接します。
- 2.大後頭神経痛 ─── 天柱:適切です。天柱は後頭部で大後頭神経の走行に近く、大後頭神経痛の局所穴として用います。
- 3.尺骨神経痛 ─── 郄門:適切ではありません。郄門は正中神経の走行に近い前腕掌側中央の穴で、尺骨神経痛に対応しません。
- 4.坐骨神経痛 ─── 承扶:適切です。承扶は殿溝中央にあり、その深部を坐骨神経が走行します。
覚えるポイント
- 三叉神経第1枝―陽白、大後頭神経―天柱。
- 坐骨神経―承扶。
- 郄門は正中神経領域で、尺骨神経ではない。
- 神経近傍では強い電撃痛を生じる刺入を避ける。