10PM135|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態に対し、罹患筋への局所治療穴として適切なのはどれか。 「42歳の主婦。農作業の手伝いの後、手関節の橈側が痛み腫脹している。」
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
症状の部位と発症状況から罹患腱を推定し、その近くの経穴を選ぶ問題です。
手関節橈側の疼痛・腫脹は長母指外転筋と短母指伸筋の腱鞘炎を示唆し、橈側前腕の偏歴が適切です。
解説
反復する手作業後に手関節橈側が痛み腫脹する病態は、ド・ケルバン病が典型です。第1背側区画を通る長母指外転筋腱と短母指伸筋腱に狭窄性腱鞘炎が起こり、母指運動や尺屈で痛みが増します。
偏歴は手の陽明大腸経の絡穴で、前腕橈側、陽谿と曲池を結ぶ線上にあり、罹患腱の走行に近い局所穴として選びます。腫脹・熱感が強い場合や外傷が疑われる場合は、病態評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.養老:誤り。養老は手の太陽小腸経に属し、手関節背側尺側にあります。疼痛部位の橈側とは一致しません。
- 2.通里:誤り。通里は手の少陰心経に属し、前腕掌側尺側にあります。
- 3.間使:誤り。間使は手の厥陰心包経に属し、前腕掌側中央にあります。
- 4.偏歴:正しい。偏歴は前腕橈側にあり、長母指外転筋・短母指伸筋腱の走行部に近い局所穴です。
覚えるポイント
- 手関節橈側痛と腫脹はド・ケルバン病を考える。
- 罹患腱は長母指外転筋と短母指伸筋。
- 局所穴は前腕橈側の偏歴。