10PM138|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
高血圧に対し、自律神経反射を利用して鍼治療を行う場合、最も効果的な刺鍼部位はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
血圧調節に関わる圧受容器反射と、その受容器がある部位を問う問題です。
喉頭隆起の外方には頚動脈洞領域があり、その刺激は圧受容器反射を介して心拍数や血圧を低下させ得ます。
解説
頚動脈洞は総頚動脈が内頚動脈と外頚動脈へ分かれる付近にあり、血管壁の伸展を感知する圧受容器をもちます。血圧上昇を感知すると舌咽神経を介して延髄へ入力し、交感神経活動を抑制、迷走神経活動を高めて血圧を下げます。
喉頭隆起の外方は頚動脈洞・頚動脈鞘に近い部位です。この領域への刺激は徐脈、急激な血圧低下、失神、血管・神経損傷を起こし得るため、本問は反射の知識を問うものであり、安易な強刺激や深刺を勧めるものではありません。
選択肢の確認
- 1.喉頭隆起の外方:正しい。喉頭隆起外方は頚動脈洞に近く、圧受容器反射を利用する部位として本問では選ばれます。
- 2.左右の乳頭を結ぶ線の中央:誤り。左右乳頭を結ぶ線の中央は胸骨上の膻中付近で、頚動脈洞反射の受容器部位ではありません。
- 3.乳様突起と耳垂の間:誤り。乳様突起と耳垂の間は翳風付近で、顔面神経や耳介周囲の局所ですが、頚動脈洞ではありません。
- 4.第7頚椎棘突起の下:誤り。第7頚椎棘突起下は大椎で、頚動脈洞の圧受容器部位ではありません。
覚えるポイント
- 頚動脈洞は総頚動脈分岐部付近。
- 圧受容器反射は交感神経を抑え、迷走神経を高める。
- 喉頭隆起外方は頚動脈洞に近い。
- 頚部前外側への強刺激・深刺は失神や血管損傷の危険がある。