10PM139|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
野球肩で、痛みを誘発する自動運動の方向と治療部位との組合せで適切でないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
肩関節の運動方向から、主に負荷される筋・腱と局所部位を対応させる問題です。
烏口突起に付着する上腕二頭筋短頭や烏口腕筋は屈曲に働くため、伸展痛と烏口突起部の組合せは不適切です。
解説
野球肩では、投球動作や自動運動で痛む方向から、上腕二頭筋長頭腱、腱板筋、烏口突起周囲筋などを推定します。肩屈曲では上腕二頭筋長頭腱が結節間溝で刺激され、外旋では棘下筋、外転では棘上筋に負荷がかかります。
烏口突起には上腕二頭筋短頭、烏口腕筋、小胸筋が付着します。上腕二頭筋短頭と烏口腕筋は主に肩屈曲・内転に働くため、肩伸展で誘発される痛みの局所として対応させるのは不適切です。
選択肢の確認
- 1.屈曲 ─── 結節間溝部:適切です。屈曲では上腕二頭筋長頭腱に負荷がかかり、結節間溝部の圧痛・疼痛と対応します。
- 2.伸展 ─── 烏口突起部:適切ではありません。烏口突起付着筋は主に屈曲・内転に関与し、伸展痛の代表的治療部位とは対応しません。
- 3.外旋 ─── 棘下部:適切です。肩外旋の主動筋である棘下筋の障害では、棘下部に痛みや圧痛が出ます。
- 4.外転 ─── 棘上部:適切です。肩外転開始に働く棘上筋の障害では、棘上部や大結節周辺に痛みがみられます。
覚えるポイント
- 屈曲痛―上腕二頭筋長頭腱―結節間溝。
- 外旋痛―棘下筋、外転痛―棘上筋。
- 烏口突起付着筋は主に屈曲・内転に働く。
- 運動痛だけで確定せず、圧痛・抵抗運動・画像などを合わせる。