10PM147|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
内因性オピオイドによる鎮痛効果の特徴で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
内因性オピオイドによる鎮痛機序を問う問題です。
エンドルフィンやエンケファリンなどがオピオイド受容体に作用し、下行性疼痛抑制系を賦活して痛みの伝達を抑えます。
解説
内因性オピオイドは、中脳水道周囲灰白質、延髄、脊髄後角などの神経回路に作用し、セロトニン・ノルアドレナリンなどを介する下行性抑制系を働かせます。脊髄後角では一次求心性線維からの伝達物質放出や二次ニューロンの興奮を抑制し、疼痛閾値を上げます。
ナロキソンはオピオイド受容体拮抗薬なので、内因性オピオイドによる鎮痛を増強するのではなく減弱・遮断します。
選択肢の確認
- 1.下行性抑制系の賦活:正しい。内因性オピオイドは脳幹から脊髄へ下る疼痛抑制系を賦活し、侵害情報の伝達を抑えます。
- 2.発痛物質の生成抑制:誤り。内因性オピオイドの中心作用は神経系での疼痛伝達抑制で、発痛物質の生成そのものを直接止めることではありません。
- 3.ナロキソンによる効果の増強:誤り。ナロキソンはオピオイド受容体を遮断し、鎮痛効果を減弱させます。
- 4.脊髄後角での疼痛閾値の低下:誤り。疼痛閾値は低下ではなく上昇し、同じ刺激を痛いと感じにくくなります。
覚えるポイント
- 内因性オピオイドはエンドルフィン、エンケファリン、ダイノルフィン。
- オピオイド受容体を介して下行性抑制系を賦活する。
- 脊髄後角で疼痛伝達を抑え、疼痛閾値を上げる。
- ナロキソンは拮抗薬で、鎮痛を弱める。