10PM81|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
二次性変形性関節症の原因とならないのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
二次性変形性関節症を起こす基礎疾患と、関節そのものを障害しない疾患を区別する問題です。
関節面の変形、関節の適合不良、反復する関節内出血などは二次性変形性関節症の原因になります。
解説
変形性関節症は、関節軟骨の変性・摩耗を中心に、軟骨下骨の硬化や骨棘形成を伴う疾患です。明らかな基礎疾患がなく加齢などを背景に生じるものを一次性、先行する関節疾患や外傷などを背景に生じるものを二次性といいます。
ペルテス病や先天性股関節脱臼では、大腿骨頭や臼蓋の形態・適合性が変化し、荷重が一部に集中するため、将来の股関節症につながります。血友病では反復する関節内出血によって滑膜炎と軟骨障害が進み、血友病性関節症を生じます。一方、重症筋無力症は神経筋接合部の自己免疫疾患であり、関節軟骨を直接障害する病気ではありません。
選択肢の確認
- 1.ペルテス病:正しい。ペルテス病では小児期の大腿骨頭壊死により骨頭変形が残り、股関節の適合不良から二次性変形性股関節症の原因になります。
- 2.先天性股関節脱臼:正しい。先天性股関節脱臼や臼蓋形成不全では荷重面が狭くなり、関節軟骨に偏った負荷が加わるため二次性股関節症につながります。
- 3.重症筋無力症:誤り。重症筋無力症はアセチルコリン受容体などを標的とする神経筋接合部疾患で、易疲労性や筋力低下を起こしますが、関節面の変形を直接起こしません。
- 4.血友病:正しい。血友病では関節内出血を反復し、滑膜増殖、軟骨破壊、関節変形をきたすため二次性関節症の原因になります。
覚えるポイント
- 二次性変形性関節症は、先行する関節疾患・外傷・出血などが原因。
- ペルテス病と先天性股関節脱臼は二次性股関節症につながる。
- 血友病では反復性関節内出血から血友病性関節症を生じる。
- 重症筋無力症は神経筋接合部疾患であり、関節症の直接原因ではない。