10PM82|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
手根管症候群について誤っているのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
手根管症候群で障害される神経と、その神経が支配する筋を対応させる問題です。
手根管を通るのは正中神経であり、母指球筋の一部や母指対立運動が障害されます。
解説
手根管症候群は、手関節掌側の手根管内で正中神経が圧迫される絞扼性神経障害です。母指・示指・中指・環指橈側のしびれや夜間痛に加え、進行すると短母指外転筋、母指対立筋などの母指球筋が萎縮し、母指の対立が困難になります。
手関節より遠位で生じる正中神経障害なので、正中神経低位麻痺として整理します。骨間筋は主に尺骨神経支配であり、その萎縮は尺骨神経麻痺を示唆します。
選択肢の確認
- 1.正中神経低位麻痺:正しい。手関節部での正中神経圧迫なので正中神経低位麻痺に相当します。前腕の円回内筋などは保たれ、手部の感覚・母指球機能が中心に障害されます。
- 2.母指球筋の萎縮:正しい。進行例では正中神経反回枝が支配する短母指外転筋や母指対立筋などが萎縮し、母指球が平坦になります。
- 3.母指の対立運動障害:正しい。母指対立筋などの障害により、母指を小指側へ向ける対立運動が低下します。つまみ動作や細かな手作業にも支障が出ます。
- 4.骨間筋の萎縮:誤り。掌側・背側骨間筋は主に尺骨神経支配です。骨間筋萎縮や鷲手変形は尺骨神経麻痺でみられます。
覚えるポイント
- 手根管症候群は正中神経の絞扼障害。
- 母指球筋萎縮と母指対立障害が重要。
- 骨間筋は主に尺骨神経支配。
- 夜間に増悪する母指から環指橈側のしびれも典型。