10PM84|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
出血性ショックを起こす出血量で正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
出血量と循環不全の関係を問う問題です。
本問では、循環血液量のおよそ3分の1を失うと代償が追いつかなくなり、出血性ショックを起こす量として扱います。
解説
成人の循環血液量は体重の約7〜8%が目安です。急速な出血では、血圧維持のために頻脈、末梢血管収縮、発汗などの代償反応が起こりますが、出血量が増えると組織灌流が保てなくなり、意識障害、乏尿、血圧低下などをきたします。
出血速度、年齢、基礎疾患、脱水の有無によって症状は変わりますが、国家試験上は循環血液量の約3分の1の喪失を、明らかな出血性ショックを生じる代表的な量として覚えます。大量出血が疑われる場合は、出血源の制御と気道・呼吸・循環の評価が優先されます。
選択肢の確認
- 1.循環血液量の約1/3:正しい。循環血液量の約3分の1を急速に失うと、代償機構では組織灌流を保ちにくくなり、出血性ショックが明確になります。
- 2.循環血液量の約1/5:誤り。約5分の1でも頻脈や末梢循環不全が出ることはありますが、本問で求める代表的なショック量は約3分の1です。
- 3.循環血液量の約1/7:誤り。約7分の1の出血では代償反応が働くことが多く、本問の基準量より少なすぎます。
- 4.循環血液量の約1/10:誤り。約10分の1の出血は献血量に近い範囲で、健康な成人では通常、直ちに出血性ショックを起こす量とはされません。
覚えるポイント
- 急速な大量出血では、頻脈、冷汗、末梢冷感、乏尿、意識変化に注意。
- 国試では循環血液量の約3分の1をショック量の目安として覚える。
- 実際の重症度は出血速度・年齢・基礎疾患でも変わる。