10PM91|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
廃用症候群に含まれないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
長期安静や活動低下によって二次的に起こる障害と、原疾患による神経症状を区別する問題です。
筋萎縮、関節拘縮、褥瘡は廃用で生じますが、麻痺は通常、脳・脊髄・末梢神経などの障害そのものによって起こります。
解説
廃用症候群は、安静や活動性低下が長く続くことで全身の機能が低下した状態です。運動器では筋萎縮、筋力低下、骨萎縮、関節拘縮が起こり、循環・呼吸機能の低下、起立性低血圧、深部静脈血栓、褥瘡、便秘、抑うつなども生じます。
麻痺は随意運動が失われた状態で、脳卒中、脊髄損傷、末梢神経障害などが主な原因です。麻痺があるために活動量が低下し、その結果として廃用症候群を併発することはありますが、麻痺そのものを廃用症候群には含めません。
選択肢の確認
- 1.筋萎縮:含まれます。筋を使わない状態が続くと筋蛋白が減少し、筋量と筋力が低下します。
- 2.麻痺:含まれません。麻痺は神経系の障害による一次的な運動障害であり、廃用による二次的変化とは区別します。
- 3.関節拘縮:含まれます。関節運動が少ないと関節包や周囲軟部組織が短縮・癒着し、可動域が制限されます。
- 4.褥瘡:含まれます。同一部位への持続圧迫と循環障害により皮膚・皮下組織が損傷します。
覚えるポイント
- 廃用症候群は活動低下による二次的な全身機能低下。
- 筋萎縮、拘縮、骨萎縮、褥瘡、起立性低血圧が代表。
- 麻痺は原疾患による神経障害で、廃用そのものではない。
- 早期離床、体位変換、関節運動が予防の基本。