10PM92|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
慢性閉塞性肺疾患に対する肺理学療法で誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
慢性閉塞性肺疾患に対する呼吸訓練の目的を問う問題です。
呼吸をゆっくり整え、横隔膜を使って呼吸効率を高め、過剰な呼吸補助筋活動を減らします。
解説
慢性閉塞性肺疾患では、呼気流量が低下して空気が肺内に残りやすく、呼吸仕事量が増えます。肺理学療法では、口すぼめ呼吸、呼吸を急がない訓練、横隔膜呼吸などを用い、呼気時間を延ばして気道虚脱を抑えます。
呼吸困難時には胸鎖乳突筋や斜角筋などの呼吸補助筋を使いがちですが、常に補助筋に頼る呼吸はエネルギー消費を増やし、肩頚部の過緊張を招きます。訓練では無理な深呼吸を反復させず、患者の呼吸状態に合わせて効率的な呼吸を目指します。
選択肢の確認
- 1.深い呼吸:適切です。無理のない範囲で換気量を確保し、浅く速い呼吸を改善する目的で行います。過換気や疲労を起こさないよう調整します。
- 2.ゆっくりとした呼吸:適切です。呼吸数を落として呼気時間を確保すると、呼気時の気道閉塞と動的過膨張を軽減しやすくなります。
- 3.呼吸補助筋を使った呼吸:誤り。補助筋を過剰に使う呼吸は呼吸仕事量を増やします。肺理学療法では肩をリラックスさせ、補助筋への依存を減らします。
- 4.横隔膜を使った呼吸:適切です。横隔膜を意識して呼吸し、胸郭上部だけの努力性呼吸を減らします。患者によっては適応をみながら行います。
覚えるポイント
- COPDでは口すぼめ呼吸とゆっくりした呼気が重要。
- 横隔膜を活用し、呼吸補助筋の過剰使用を減らす。
- 呼吸訓練は息切れや酸素化を観察し、無理に深呼吸させない。