10PM93|第10回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第10回午後(科目未分類)
末梢神経麻痺と装具との組合せで適切でないのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
末梢神経麻痺による機能障害と、それを補う装具を対応させる問題です。
装具は失われた運動を補助し、変形や拘縮を防ぐ目的で選びます。
解説
正中神経麻痺では母指対立が障害されるため、短対立副子で母指を対立位に保持します。尺骨神経麻痺では骨間筋・虫様筋機能低下により環指・小指の鉤爪変形が起こるため、ナックルベンダーなどでMP関節を屈曲位へ補助します。
総腓骨神経麻痺では足関節背屈が障害され下垂足となるので、短下肢装具で足尖の引っ掛かりを防ぎます。脛骨神経麻痺では底屈や足趾屈曲が障害されますが、通常、膝関節まで固定する長下肢装具を直接対応させる組合せではありません。
選択肢の確認
- 1.正中神経麻痺 ─── 短対立副子:適切です。短対立副子は母指を対立位に保持し、つまみ動作を補助します。
- 2.尺骨神経麻痺 ─── ナックルベンダー:適切です。ナックルベンダーはMP関節屈曲を補助し、尺骨神経麻痺による鉤爪変形を軽減します。
- 3.総腓骨神経麻痺 ─── 短下肢装具:適切です。短下肢装具は下垂足を補い、遊脚期の足尖クリアランスと歩行安定性を改善します。
- 4.脛骨神経麻痺 ─── 長下肢装具:適切ではありません。長下肢装具は膝関節の著しい不安定性や大腿四頭筋麻痺などで用いられ、脛骨神経麻痺に一律に対応する装具ではありません。
覚えるポイント
- 正中神経麻痺には短対立副子。
- 尺骨神経麻痺の鉤爪変形にはナックルベンダー。
- 総腓骨神経麻痺の下垂足には短下肢装具。
- 長下肢装具は膝の支持が必要な重度麻痺で用いる。