11AM74|第11回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第11回午前(科目未分類)
過換気症候群の症状とその病態との組合せで誤っているのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
過換気による低二酸化炭素血症と呼吸性アルカローシスから、各症状の機序を考える問題です。
脳血管と血清蛋白へのカルシウム結合の変化が重要です。
解説
過換気が続くと動脈血二酸化炭素分圧が低下し、呼吸性アルカローシスとなります。低二酸化炭素血症は脳血管を収縮させ、脳血流量を低下させるため、ふらつきや失神を起こします。したがって、失神発作を脳血流量の増加で説明するのは誤りです。
アルカローシスではアルブミンへのカルシウム結合が増え、イオン化カルシウムが低下してテタニーや手足のしびれを生じます。全カルシウム値が正常でも症状が起こり得ます。
選択肢の確認
- 1.呼吸困難 ─── 動脈血二酸化炭素分圧の低下:適切。過換気により動脈血二酸化炭素分圧が低下し、息苦しさの悪循環を形成する。
- 2.失神発作 ─── 脳血流量の増加:不適切。低二酸化炭素血症では脳血管が収縮し、脳血流量は減少するため正答となる。
- 3.テタニー症状 ─── 血中カルシウム低下:適切。より正確にはイオン化カルシウム低下により手指攣縮などのテタニーが起こる。
- 4.手足のしびれ ─── アルカローシス:適切。呼吸性アルカローシスとイオン化カルシウム低下が手足のしびれに関与する。
覚えるポイント
- 過換気は低二酸化炭素血症。
- 低二酸化炭素血症で脳血管収縮・脳血流低下。
- アルカローシスでイオン化カルシウム低下。
- テタニーや口周囲・手足のしびれが起こる。