11PM127|第11回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第11回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病証に対する治療で適切でないのはどれか。「25歳の女性。身長160cm、体重80kg。胸のつかえと口渇を訴え、痰が多く暑がりである。甘いものや油っこいものを好む。」
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
体格、食嗜好、痰、胸のつかえ、口渇、暑がりから病機を判断する問題です。
甘味・脂っこい物の過食による痰湿と胃熱が中心で、肝陽亢進を示す所見は乏しいです。
解説
脾の運化が低下すると水湿が停滞し、痰湿が形成されます。痰が多い、胸がつかえる、身体が重い、肥満傾向などは痰湿の手掛かりです。また、口渇、暑がり、油っこい物や甘い物を好むという情報から胃熱の併存も考えます。
治法としては痰湿を除き、脾の運化を整え、胃熱を清すことが適切です。肝陽上亢なら頭痛、めまい、耳鳴り、顔面紅潮、怒りやすさ、弦脈などが手掛かりになりますが、本症例には示されていません。
選択肢の確認
- 1.痰湿を除く。:適切。痰が多く胸がつかえるため、痰湿を除く治法は病機に合う。
- 2.胃の熱を除く。:適切。口渇と暑がりは胃熱を示唆し、胃の熱を除くことは適切である。
- 3.脾の運化作用を整える。:適切。痰湿の根本には脾の運化失調が関与するため、脾機能を整える。
- 4.肝陽の亢進を抑える。:不適切。肝陽上亢を示す頭痛、めまい、顔面紅潮などがなく、本症例の中心病機ではないため正答となる。
覚えるポイント
- 痰湿は痰多、胸悶、身体の重さ、肥満傾向を示す。
- 甘味・脂物の過食は脾の運化を損ない、痰湿を生じやすい。
- 肝陽上亢は頭痛・めまい・耳鳴り・顔面紅潮などを伴う。