11PM131第11回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第11回午後(科目未分類)

次の文で示す患者の病態に対し、施術対象となる罹患神経はどれか。「45歳の女性。嚥下時に舌根部から下顎にかけての放散痛が数十秒間出現し、唾液分泌の亢進を伴うことがある。」

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

嚥下で誘発される舌根部から下顎角周辺への短い激痛から、罹患神経を判断する症例問題です。
舌咽神経痛では咽頭、扁桃、舌根、耳深部、下顎角付近に発作性疼痛が走ります。

解説

舌咽神経は舌後3分の1の感覚・味覚、咽頭の感覚、茎突咽頭筋の運動、耳下腺分泌に関係する副交感神経経路などを含みます。舌咽神経痛では、嚥下、会話、咳、あくびなどをきっかけに、舌根・扁桃窩・咽頭から耳や下顎角へ数秒から数十秒の激痛が放散します。

まれに迷走神経反射を伴い、徐脈や失神を生じることもあります。反復する発作性咽頭痛は医療機関で原因検索と治療が必要であり、鍼灸施術のみで判断しません。

選択肢の確認

  • 1.三叉神経:誤り。三叉神経痛は顔面の三叉神経支配域に起こるが、嚥下誘発の舌根・咽頭痛は舌咽神経痛が典型である。
  • 2.顔面神経:誤り。顔面神経は表情筋運動などを担い、本症例の咽頭感覚痛の主な罹患神経ではない。
  • 3.舌咽神経:正しい。嚥下で誘発される舌根・咽頭から下顎角への発作痛は舌咽神経痛に一致する。
  • 4.舌下神経:誤り。舌下神経は舌筋の運動を担い、感覚性の発作痛を起こす神経ではない。

覚えるポイント

  • 舌咽神経痛は嚥下・会話・咳で誘発される。
  • 痛みは舌根、扁桃窩、咽頭、耳、下顎角付近へ放散する。
  • 徐脈・失神を伴うことがあり、医療評価が必要である。
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