11PM132|第11回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第11回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態に対し、罹患局所への刺鍼部位として適切なのはどれか。「50歳の男性。半年前から肩関節の運動痛がある。特に肘関節を屈曲して抵抗に逆らって前腕を回外すると疼痛が強くなる。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
抵抗下での前腕回外により肩前面痛が増悪する所見から、罹患組織と刺鍼部位を判断する問題です。
上腕二頭筋長頭腱は上腕骨結節間溝を走るため、結節間溝部が適切です。
解説
上腕二頭筋は肘関節屈曲と前腕回外に作用します。肘を屈曲した状態で抵抗に逆らって前腕を回外させ、肩前面の結節間溝に疼痛が誘発される所見は、上腕二頭筋長頭腱障害を示唆します。長頭腱は肩関節内から出て上腕骨結節間溝を走行します。
したがって局所治療部位は結節間溝部です。肩痛では腱板損傷、インピンジメント、関節炎、頸椎由来痛なども鑑別し、断裂が疑われる筋力低下や外傷歴があれば画像評価を優先します。
選択肢の確認
- 1.棘上部:誤り。棘上部は棘上筋腱障害や外転時痛などを対象とする部位で、本症例の回外誘発痛とは一致しにくい。
- 2.棘下部:誤り。棘下部は棘下筋による外旋障害などで対象となる。
- 3.結節間溝部:正しい。上腕二頭筋長頭腱は結節間溝を走り、抵抗下回外で疼痛が増強する。
- 4.腋窩後壁:誤り。腋窩後壁は大円筋、広背筋、上腕三頭筋長頭などの領域である。
覚えるポイント
- 抵抗下前腕回外で肩前面痛が出ると上腕二頭筋長頭腱を考える。
- 長頭腱は上腕骨結節間溝を通る。
- 肩痛では腱板損傷や頸椎由来痛も鑑別する。