11PM139|第11回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第11回午後(科目未分類)
「65歳の男性。特に思いあたる原因がなく右前腕外側から母指にかけて痛みが出現するようになった。腕橈骨筋反射減弱。母指背側部に知覚鈍麻がある。ホフマン反射陰性。」最も考えられる疾患はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
前腕外側から母指への痛み、腕橈骨筋反射低下、母指背側の感覚低下から障害部位を推定する症例問題です。
これらはC6神経根障害に一致し、頸椎症性神経根症が最も考えられます。
解説
C6神経根は前腕外側から母指にかけての感覚と関係し、腕橈骨筋反射にも関与します。頸椎の変性により椎間孔でC6神経根が圧迫されると、この領域の放散痛・しびれ・知覚低下と腱反射減弱をきたします。
ホフマン反射陰性で、両下肢症状や巧緻運動障害などの脊髄徴候が示されていないため、頸椎症性脊髄症より神経根症が適切です。胸郭出口症候群では下位神経幹や血管症状が多く、C6皮節と腕橈骨筋反射低下の組合せは典型的ではありません。
選択肢の確認
- 1.頸椎症性神経根症:正しい。C6領域の放散痛・感覚低下と腕橈骨筋反射減弱があり、頸椎症性神経根症に一致する。
- 2.頸椎症性脊髄症:誤り。頸椎症性脊髄症では腱反射亢進、病的反射、手指巧緻運動障害、歩行障害などが重要である。
- 3.斜角筋症候群:誤り。斜角筋症候群は腕神経叢や鎖骨下動静脈の圧迫で、下位神経幹症状が多い。
- 4.過外転症候群:誤り。過外転症候群は小胸筋下で神経血管束が圧迫され、上肢挙上で症状が増悪する。
覚えるポイント
- C6神経根障害は前腕外側から母指の症状を示す。
- C6障害では腕橈骨筋反射が低下する。
- 脊髄症では腱反射亢進や病的反射、歩行障害をみる。