11PM146|第11回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第11回午後(科目未分類)
鎮痛機構における下行性抑制に関与しないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
下行性疼痛抑制系に関与する神経伝達物質と、拮抗薬を区別する問題です。
ナロキゾンは内因性オピオイドの作用を遮断する拮抗薬であり、鎮痛を担う物質ではありません。
解説
下行性疼痛抑制系では、中脳水道周囲灰白質、延髄の縫線核、青斑核などから脊髄後角へ抑制性入力が下ります。縫線核系ではセロトニン、青斑核系ではノルアドレナリンが重要で、内因性オピオイドであるβエンドルフィンなどもこの鎮痛機構に関与します。
選択肢のナロキゾンはオピオイド受容体拮抗薬として扱われ、内因性オピオイドによる鎮痛を抑制します。したがって、下行性抑制を媒介する物質ではありません。
選択肢の確認
- 1.ノルアドレナリン:関与する。ノルアドレナリンは青斑核などからの下行性抑制系で脊髄後角の痛覚伝達を抑える。
- 2.ナロキゾン:関与しない。ナロキゾンはオピオイド受容体拮抗薬で、鎮痛作用を遮断する側であるため正答となる。
- 3.セロトニン:関与する。セロトニンは延髄縫線核系の下行性疼痛抑制に関与する。
- 4.β-エンドルフィン:関与する。βエンドルフィンは内因性オピオイドとして鎮痛系を賦活する。
覚えるポイント
- 下行性抑制系ではセロトニンとノルアドレナリンが重要である。
- βエンドルフィンは内因性オピオイドである。
- オピオイド拮抗薬は内因性オピオイド鎮痛を抑える。