11PM86|第11回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第11回午後(科目未分類)
下方あるいは鼻先を見つめるような眼球共同偏視をきたす出血部位はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
脳出血の部位と特徴的な眼球偏位を対応させる問題です。
視床出血では、眼球が下内方を向き、鼻先を見つめるようにみえることがあります。
解説
視床は眼球運動に関係する中脳・上丘周辺の経路と近接しており、視床出血が中脳方向へ及ぶと垂直性眼球運動障害を起こします。その結果、両眼が下方または下内方へ偏位し、鼻尖凝視と表現される所見を示すことがあります。
視床出血では反対側の感覚障害、片麻痺、意識障害などもみられます。眼球偏位だけで診断を確定するのではなく、突然の神経症状では脳卒中を疑い、画像検査を含む緊急評価が必要です。
選択肢の確認
- 1.視床:正しい。視床出血では中脳への影響により、下方・下内方への共同偏視、いわゆる鼻尖凝視をきたすことがある。
- 2.橋:誤り。橋出血では高度意識障害、縮瞳、四肢麻痺、水平眼球運動障害などが重要で、本問の典型部位ではない。
- 3.小脳:誤り。小脳出血ではめまい、嘔吐、運動失調、眼振などが中心で、鼻尖凝視の代表部位ではない。
- 4.被殻:誤り。被殻出血では病巣側への水平共同偏視がみられることがあるが、下方偏視の典型ではない。
覚えるポイント
- 視床出血では下方・下内方への共同偏視をきたすことがある。
- 被殻出血では病巣側への水平共同偏視が代表的である。
- 突然の眼球偏位や片麻痺は脳卒中として緊急対応する。