11PM95|第11回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第11回午後(科目未分類)
頸髄損傷急性期にみられない症状はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
頸髄損傷直後の脊髄ショックと自律神経障害を問う問題です。
急性期は脊髄反射が一時的に消失し、膀胱は弛緩して尿閉を起こしやすく、反射性排尿はまだみられません。
解説
頸髄損傷の急性期には、損傷部以下の脊髄反射が一時的に低下・消失する脊髄ショックが起こります。このため弛緩性運動麻痺、腱反射消失、膀胱排尿筋の弛緩による尿閉などがみられます。反射弓が回復してくる慢性期には、膀胱が一定量まで充満すると反射的に排尿する反射性膀胱へ移行することがあります。
また、自律神経障害により発汗障害や体温調節障害が起こり、腸蠕動低下による麻痺性イレウスを生じることがあります。高位頸髄損傷では呼吸障害や神経原性ショックにも注意が必要です。
選択肢の確認
- 1.腸閉塞:正しい。自律神経障害と腸蠕動低下により麻痺性イレウスを起こし得る。
- 2.弛緩性運動麻痺:正しい。脊髄ショック期には損傷部以下で弛緩性麻痺と反射消失がみられる。
- 3.反射性排尿:誤り。急性期は弛緩性膀胱による尿閉が中心で、反射性排尿は反射回復後にみられるため正答となる。
- 4.発汗障害:正しい。交感神経経路の障害により損傷部以下の発汗障害がみられる。
覚えるポイント
- 脊髄ショック期は弛緩性麻痺と反射消失を示す。
- 急性期の膀胱は弛緩性で尿閉となりやすい。
- 反射性排尿は脊髄反射が回復した後にみられる。