12AM58|第12回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第12回午前(科目未分類)
腹水貯留の原因とならないのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
腹水を生じる主要機序である門脈圧上昇、静脈圧上昇、血漿膠質浸透圧低下を、各疾患に対応させる問題です。腹腔内への液体貯留と、腸管内への液体貯留を区別します。
解説
肝硬変では門脈圧亢進、低アルブミン血症、ナトリウム・水貯留が重なって腹水を生じます。うっ血性心不全では静脈圧上昇、ネフローゼ症候群では大量蛋白尿による低アルブミン血症と体液貯留が主な機序です。
腸閉塞では腸管拡張、嘔吐、腸管内への体液移動を生じますが、一般的な腹水貯留の代表的原因としては扱いません。重症例で腹腔内液体がみられることはあっても、本問の基本的な組合せでは除外します。
選択肢の確認
- 1.肝硬変:誤り。門脈圧亢進と低アルブミン血症などにより腹水を生じます。
- 2.腸閉塞:正しい。腸閉塞は腹部膨満や腸管内液体貯留を起こしますが、典型的な腹水貯留原因ではありません。
- 3.うっ血性心不全:誤り。全身静脈圧上昇により腹水を生じ得ます。
- 4.ネフローゼ症候群:誤り。低アルブミン血症による血漿膠質浸透圧低下と水・ナトリウム貯留で腹水を生じます。
覚えるポイント
- 肝硬変は門脈圧亢進と低アルブミン血症。
- 心不全は静脈圧上昇。
- ネフローゼ症候群は大量蛋白尿と低アルブミン血症。
- 腸管内液体貯留と腹水を区別する。