12AM62|第12回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第12回午前(科目未分類)
アセトン臭がする意識のない人が搬送されてきた。最も考えられるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
意識障害患者の呼気臭から代謝性緊急疾患を推定する問題です。アセトン臭とケトン体産生の関係が決め手です。
解説
インスリン作用が著しく不足すると、細胞がブドウ糖を利用しにくくなり、脂肪分解が亢進してケトン体が大量に産生されます。糖尿病性ケトアシドーシスでは、アセトンを含む甘酸っぱい果実様の呼気臭、脱水、深く大きな呼吸、意識障害などがみられます。
これは緊急治療を要する病態です。選択肢の「糖尿病性昏睡」は広い表現ですが、アセトン臭からは特に糖尿病性ケトアシドーシスによる意識障害を考えます。
選択肢の確認
- 1.急性アルコール中毒:誤り。急性アルコール中毒ではアルコール臭が手掛かりとなり、アセトン臭を典型としません。
- 2.肝性昏睡:誤り。肝性昏睡では意識障害や羽ばたき振戦がみられ、独特の肝性口臭を伴うことがあります。
- 3.糖尿病性昏睡:正しい。ケトン体増加によるアセトン臭は、糖尿病性ケトアシドーシスを示唆します。
- 4.尿毒症:誤り。尿毒症では尿臭・アンモニア様口臭を伴うことがありますが、アセトン臭が典型ではありません。
覚えるポイント
- アセトン臭は糖尿病性ケトアシドーシス。
- インスリン不足で脂肪分解とケトン体産生が亢進。
- 脱水、深大呼吸、意識障害を伴い得る。
- 意識障害を伴うため緊急対応が必要。