12AM68|第12回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第12回午前(科目未分類)
体位とその目的との組合せで誤っているのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
代表的な体位が呼吸、静脈還流、誤嚥防止に及ぼす作用を問う問題です。起座位では重力により下肢へ血液が貯留し、静脈還流が減ることが決め手です。
解説
起座位では下肢・腹部へ血液が貯留し、心臓への静脈還流が減少します。このため左心不全や肺うっ血では、肺循環への負荷が軽減し、呼吸が楽になることがあります。「静脈還流の増加」という組合せは逆です。
ファウラー位では上体を起こすことで腹部臓器による横隔膜圧迫が減り、横隔膜が下降しやすくなります。側臥位、特に回復体位は意識障害時に口腔内分泌物を排出しやすくし、誤嚥リスクを下げます。トレンデレンブルグ体位は頭低位で、試験上は頭部血流を増やす方向の体位として整理しますが、臨床適応は患者の状態に応じて判断されます。
選択肢の確認
- 1.ファウラー位 ─── 横隔膜の下降:正しい。上体を起こすと腹部臓器の圧迫が減り、横隔膜が下降して換気しやすくなります。
- 2.トレンデレンブルグ体位 ─── 脳血流の増加:正しい。頭低位により頭部側への血液移動を増やす方向に働く体位として整理されます。
- 3.起座位 ─── 静脈還流の増加:誤り。起座位では重力により末梢へ血液が貯留し、静脈還流は減少します。
- 4.側臥位 ─── 誤嚥の防止:正しい。側臥位は口腔内分泌物を流出させ、気道確保と誤嚥防止に役立ちます。
覚えるポイント
- 起座位は静脈還流を減少させる。
- 起座位は肺うっ血時の呼吸を楽にする。
- ファウラー位は横隔膜運動を助ける。
- 側臥位は誤嚥防止に用いる。