12AM73|第12回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第12回午前(科目未分類)
次の文で示す患者で最も考えられるのはどれか。「35歳の男性。口渇、多飲、多尿(低比重尿)、水制限試験で尿量の減少はみられなかった。」
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
口渇、多飲、多尿、低比重尿と水制限試験の反応から疾患を診断する症例問題です。尿を濃縮できないことが決め手です。
解説
尿崩症では、バゾプレッシンの分泌不足、または腎集合管での反応低下により、水の再吸収ができません。そのため大量の低比重尿が続き、口渇と多飲を生じます。水を制限しても尿量が十分減らず、尿が濃縮されないことが診断の重要な手掛かりです。
心因性多飲では過剰な水分摂取が原因であり、水制限により通常は尿量が減って尿浸透圧が上昇します。糖尿病では尿糖による浸透圧利尿を生じますが、尿は必ずしも低比重とは限りません。
選択肢の確認
- 1.糖尿病:誤り。糖尿病では高血糖と尿糖による浸透圧利尿が多尿の原因で、本例の低比重尿・水制限無反応とは合いにくいです。
- 2.心因性多尿:誤り。心因性多飲では水制限により尿を濃縮し、尿量が減ることが期待されます。
- 3.尿崩症:正しい。バゾプレッシン作用が不足し、水制限後も大量の希釈尿が続きます。
- 4.原発性アルドステロン:誤り。原発性アルドステロン症では高血圧、低カリウム血症などが中心で、大量の低比重尿を主徴としません。
覚えるポイント
- 尿崩症は多飲・多尿・低比重尿。
- 水制限でも尿が濃縮されない。
- 中枢性はバゾプレッシン分泌不足、腎性は腎反応低下。
- 心因性多飲では水制限で尿濃縮が可能。