12AM78|第12回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第12回午前(科目未分類)
高血圧症の臨床所見でみられないのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
高血圧による標的臓器障害と、血清電解質所見を区別する問題です。腎臓、心臓、眼底には変化が出ますが、本態性高血圧で血清ナトリウムが必ず上がるわけではありません。
解説
持続する高血圧は細小動脈や心臓に負担をかけます。腎硬化症が進むと蛋白尿、左室への圧負荷が続くと心肥大、眼底では細動脈狭細や交差現象などがみられます。
本態性高血圧では体内ナトリウム量や腎でのナトリウム調節が病態に関与していても、血清ナトリウム濃度は水分量との関係で通常正常範囲に保たれます。「血中ナトリウム上昇」は一般的な臨床所見ではありません。
選択肢の確認
- 1.蛋白尿:誤り。高血圧性腎障害が進むと蛋白尿がみられるため、「みられない」所見ではありません。
- 2.心肥大:誤り。左室に持続的な圧負荷がかかり、心肥大を生じます。
- 3.血中ナトリウム上昇:正しい。本態性高血圧で血清ナトリウム濃度が一律に上昇するわけではなく、一般的な臨床所見ではありません。
- 4.眼底細動脈狭細:誤り。高血圧性眼底変化として網膜細動脈の狭細がみられます。
覚えるポイント
- 高血圧の標的臓器は脳・心臓・腎臓・眼底・血管。
- 心肥大、蛋白尿、眼底細動脈狭細を認め得る。
- 血清ナトリウムは通常正常。
- 体内ナトリウム量と血清濃度を混同しない。