12PM129|第12回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第12回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病証に対し、補法を行う経絡はどれか。「60歳の男性。血圧が高く、腰のだるさ、耳鳴り、不眠を伴う。舌質紅、脈は細数。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
腰のだるさ、耳鳴り、不眠、舌紅、細数脈から腎陰虚を導き、補うべき経脈を選ぶ症例問題です。現代医学的な高血圧と東洋医学的証を同一視せず、四診所見をまとめます。
解説
腰は腎の府、耳は腎の開竅部とされ、腰のだるさと耳鳴りは腎虚を示します。舌質紅、脈細数、不眠は陰液不足による虚熱の所見で、腎陰虚が考えられます。したがって、足の少陰腎経に補法を行います。
血圧が高いという現代医学的所見だけで証を決めるのではなく、腰・耳の症状と舌脈から腎陰虚へ結び付けることが重要です。高血圧そのものには医療機関での評価・管理が必要であり、鍼灸師国家試験上の弁証とは分けて考えます。
選択肢の確認
- 1.足の少陰経:正しい(正答)。足の少陰経は腎経で、腎陰虚を補う対象となります。
- 2.足の陽明経:誤り。足の陽明胃経は脾胃病証などと関係しますが、本症例の腎陰虚を補う経脈ではありません。
- 3.手の太陰経:誤り。手の太陰肺経は呼吸、皮毛、鼻などの肺病証に対応します。
- 4.手の少陽経:誤り。手の少陽三焦経は水道や耳・側頭部などに関係しますが、舌紅・細数脈を伴う腎陰虚の本治経ではありません。
覚えるポイント
- 腰のだるさと耳鳴りは腎虚。
- 舌紅・細数脈は陰虚内熱。
- 腎陰虚では足の少陰腎経を補う。
- 高血圧の診断管理と東洋医学的弁証は分ける。