12PM134|第12回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第12回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態に対して施術の対象となる罹患靱帯で適切なのはどれか。「20歳の女性。陸上の長距離選手。最近、ランニング中に左膝関節の外側部に痛みを感じる。グラスピングテスト陽性。内反ストレステスト陽性。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
長距離走者の膝外側痛と誘発テストから、腸脛靱帯炎を見分ける症例問題です。競技特性、疼痛部位、グラスピングテストを決め手にします。
解説
長距離走で反復する膝屈伸により、腸脛靱帯が大腿骨外側上顆付近で刺激されると腸脛靱帯炎、いわゆるランナー膝を生じます。膝外側痛とグラスピングテスト陽性が強い手掛かりで、施術対象となる罹患組織は腸脛靱帯です。
内反ストレステストは一般に外側側副靱帯の評価にも用いられるため、実臨床では外傷歴、不安定性、圧痛部位を含めて外側側副靱帯損傷を除外します。本問では長距離走者、運動時外側痛、グラスピングテスト陽性を重視して腸脛靱帯を選びます。
選択肢の確認
- 1.膝蓋靱帯:誤り。膝蓋靱帯障害では膝蓋骨下方の前面痛が中心で、グラスピングテストとは対応しません。
- 2.腸脛靱帯:正しい(正答)。長距離走者の膝外側痛とグラスピングテスト陽性は腸脛靱帯炎を示します。
- 3.前十字靱帯:誤り。前十字靱帯損傷ではラックマンテストや前方引き出しテストなどが中心です。
- 4.外側側副靱帯:誤り。本問の決め手はグラスピングテスト陽性で腸脛靱帯ですが、内反ストレス陽性が明瞭なら臨床上は外側側副靱帯も評価します。
覚えるポイント
- 腸脛靱帯炎は長距離走者の膝外側痛。
- グラスピングテストは腸脛靱帯炎の評価。
- 内反ストレスは外側側副靱帯の評価にも使うため鑑別が必要。