12PM139|第12回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第12回午後(科目未分類)
「65歳の男性。1年程前から歩行時に左腰部、下腿外側に疼痛が出現するようになった。ケンプ徴候陽性。足背部に知覚鈍麻がみられる。SLRテスト陰性。」 最も考えられる疾患はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
高齢者の歩行時下肢痛について、神経性間欠跛行と椎間板ヘルニア・血管性跛行を鑑別する症例問題です。年齢、誘発動作、神経所見、SLRを確認します。
解説
65歳で、歩行時に腰から下腿外側へ痛みが出ることは神経性間欠跛行を示唆します。ケンプ徴候陽性は腰椎伸展・回旋で椎間孔や後方要素への負荷が増して症状が誘発される所見です。足背部の知覚鈍麻はL5神経根領域を示し、SLR陰性も典型的な腰椎椎間板ヘルニアより腰部脊柱管狭窄症を支持します。
閉塞性動脈硬化症でも間欠跛行を起こしますが、末梢動脈拍動低下、皮膚温低下、足部色調変化などの血流所見を確認します。
選択肢の確認
- 1.閉塞性動脈硬化症:誤り。閉塞性動脈硬化症でも歩行時下肢痛を生じますが、本例の腰痛、ケンプ徴候、足背知覚鈍麻は神経性病変を支持します。
- 2.腰部椎間板ヘルニア:誤り。腰椎椎間板ヘルニアでは比較的若年に多く、SLRテスト陽性となることが多いです。
- 3.腰部脊柱管狭窄症:正しい(正答)。高齢者の神経性間欠跛行、ケンプ徴候陽性、L5領域の知覚障害、SLR陰性は腰部脊柱管狭窄症に合います。
- 4.骨粗鬆症:誤り。骨粗鬆症は椎体圧迫骨折などの危険因子ですが、神経性間欠跛行を直接説明する診断ではありません。
覚えるポイント
- 腰部脊柱管狭窄症は高齢者の神経性間欠跛行。
- 腰椎伸展で悪化し、前屈で軽快しやすい。
- 足背知覚障害はL5領域。
- 血管性跛行では末梢動脈所見も確認する。