12PM156|第12回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第12回午後(科目未分類)
灸痕部が治りにくく化膿に注意するのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
灸痕の創傷治癒が遅れ、感染・化膿しやすい基礎疾患を問う安全管理問題です。末梢循環、知覚、免疫、創傷治癒をまとめて考えます。
解説
糖尿病では、末梢血流障害、末梢神経障害、白血球機能低下、高血糖などにより創傷治癒が遅れ、感染が重症化しやすくなります。知覚低下があると熱さに気付きにくく、灸による熱傷も深くなり得ます。
そのため、糖尿病患者では皮膚状態、知覚、循環、血糖管理を確認し、瘢痕を残す有痕灸や強い温熱刺激を避けるなど慎重な判断が必要です。化膿、壊死、治りにくい傷があれば医療機関への受診を優先します。
選択肢の確認
- 1.痛風:誤り。痛風では急性関節炎を起こしますが、灸痕が特に治りにくく化膿しやすい代表疾患ではありません。
- 2.高脂血症:誤り。高脂血症単独は、糖尿病ほど直接的な創傷治癒遅延・感染リスクを示す選択肢ではありません。
- 3.糖尿病:正しい(正答)。糖尿病では循環障害、神経障害、感染防御低下により灸痕が治りにくく、化膿に注意します。
- 4.肥満:誤り。肥満は創傷治癒に影響することがありますが、本問の代表的な高リスク疾患は糖尿病です。
覚えるポイント
- 糖尿病は創傷治癒遅延と感染リスク。
- 末梢神経障害では熱傷に気付きにくい。
- 糖尿病患者への有痕灸・強刺激は慎重に判断する。
- 化膿や壊死では医療機関へつなぐ。