13AM70|第13回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第13回午前(科目未分類)
次の文で示す患者で最も考えられるのはどれか。 「45歳の男性。高血圧、多飲、多尿、四肢麻痺、低カリウム血症、高ナトリウム血症を認めた。」
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
高血圧、低カリウム血症、高ナトリウム血症、多飲・多尿、四肢麻痺を一つのホルモン異常で説明する症例問題です。アルドステロン過剰による電解質変化が決め手です。
解説
原発性アルドステロン症では、副腎皮質からアルドステロンが自律的に過剰分泌されます。腎遠位尿細管・集合管でナトリウム再吸収が増え、循環血液量が増加して高血圧になります。一方、カリウムと水素イオンの排泄が増え、低カリウム血症と代謝性アルカローシスを生じます。
低カリウム血症は筋力低下や四肢麻痺を起こし、腎の濃縮力を低下させて多尿・口渇を生じます。血清ナトリウムはアルドステロン逃避現象により著明に上昇しないことも多いものの、本症例では高血圧と低カリウム血症の組合せが診断の決め手です。
選択肢の確認
- 1.尿崩症:誤り。尿崩症では多飲・低張性多尿を生じますが、高血圧と低カリウム血症を一括して説明できません。
- 2.原発性アルドステロン症:正答。アルドステロン過剰により高血圧、低カリウム血症、筋力低下、多尿が起こります。
- 3.褐色細胞種:誤り。褐色細胞腫は発作性高血圧、頭痛、動悸、発汗が特徴で、低カリウム性麻痺は典型ではありません。
- 4.副甲状腺機能亢進症:誤り。副甲状腺機能亢進症では高カルシウム血症が中心です。
覚えるポイント
- 高血圧+低K血症は原発性アルドステロン症を疑う。
- Na再吸収増加、K・H排泄増加。
- 低Kで筋力低下・麻痺・多尿。
- スクリーニングはアルドステロン・レニン比。