13PM134|第13回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第13回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病態に対し、施術の対象とされる局所部位はどれか。「45歳の男性。3か月前からボーリングを始めた。最近、投球動作で右肩に痛みが生じた。ペインフルアークサイン陰性。スピードテスト陽性。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
肩の誘発テストから罹患組織を特定する症例問題です。ペインフルアークサイン陰性とスピードテスト陽性を、それぞれ肩峰下病変と上腕二頭筋長頭腱病変に対応させます。
解説
スピードテストは、肘を伸ばし前腕を回外した状態で肩関節屈曲に抵抗を加え、結節間溝部に痛みが出るかをみる検査です。陽性なら上腕二頭筋長頭腱炎・腱障害が疑われます。長頭腱は上腕骨の結節間溝を走るため、局所施術の対象は結節間溝部です。
ペインフルアークサインは肩関節外転の一定範囲で疼痛が出る肩峰下インピンジメントの評価です。本例では陰性であり、棘上筋腱などの肩峰下病変よりも、スピードテストが示す上腕二頭筋長頭腱が決め手です。
選択肢の確認
- 1.結節間溝部:正答。上腕二頭筋長頭腱が走行する部位で、スピードテスト陽性所見と一致します。
- 2.肩甲骨棘下部:正答ではない。肩甲骨棘下部は主に棘下筋の領域で、スピードテストの対象ではありません。
- 3.肩甲間部:正答ではない。肩甲間部は僧帽筋・菱形筋などの領域で、上腕二頭筋長頭腱の局所ではありません。
- 4.上腕三頭筋部:正答ではない。上腕三頭筋部は肩関節伸展・肘関節伸展に関係し、スピードテストの対象ではありません。
覚えるポイント
- スピードテスト陽性は上腕二頭筋長頭腱障害を示唆する。
- 長頭腱は結節間溝を走る。
- ペインフルアークは肩峰下インピンジメントの評価。
- 急性外傷、著明な筋力低下、変形があれば腱断裂などを評価する。