13PM144|第13回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第13回午後(科目未分類)
返し鍼の処置が適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
返し鍼が用いられる鍼治療中の有害事象を問う問題です。脳貧血による失神の徴候と、まず行うべき安全な初期対応を理解します。
解説
返し鍼は、刺鍼中の脳貧血による一過性失神に対し、意識回復を促す目的で四肢末端に近い経穴などへ刺激する処置を指す試験上の用語です。
脳貧血では、気分不良、めまい、悪心、顔面蒼白、冷汗、脈の減弱、血圧低下から一過性の意識消失に至ることがあります。発生時に最優先するのは、直ちに施術を中止して鍼を抜き、転倒を防ぎ、仰臥位で頭部を低くし下肢を高くして安静を保ち、呼吸・脈拍・意識を確認することです。返し鍼はこの基本対応に代わるものではありません。
意識が速やかに回復しない、けいれん、胸痛、麻痺などがある場合は、他の重篤な原因を考えて緊急の医学的対応が必要です。
選択肢の確認
- 1.精神緊張による過換気:正答ではない。過換気では呼吸を落ち着かせ、安全な体位で観察することが中心で、返し鍼の代表的適応ではありません。
- 2.脳貧血による一過性の失神:正答。脳貧血による一過性失神は、返し鍼が用いられる代表的な状態です。
- 3.食中毒による下痢:正答ではない。食中毒による下痢は原因に応じた医学的対応が必要で、返し鍼の適応ではありません。
- 4.刺鍼による発熱:正答ではない。発熱は感染症や炎症などの原因評価が必要で、返し鍼の適応ではありません。
覚えるポイント
- 返し鍼は刺鍼中の脳貧血・一過性失神に対する処置。
- まず施術中止・抜鍼・仰臥位・下肢挙上・状態確認。
- 顔面蒼白、冷汗、悪心、血圧低下は前兆になり得る。
- 回復不良や神経症状があれば緊急評価が必要。