13PM149|第13回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第13回午後(科目未分類)
鍼麻酔について誤っている記述はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
鍼麻酔の刺激条件、関与する神経線維、意識状態、効果発現までの時間を問う問題です。全身麻酔と異なり、意識を保ったまま鎮痛を得る点が重要です。
解説
鍼麻酔は、一般に鍼通電刺激によって内因性鎮痛系を賦活し、鎮痛効果を得る方法です。筋収縮が確認できる程度の刺激が用いられ、Aδ線維など比較的細い求心性線維の興奮が関与します。
鎮痛効果が十分に現れるまでには一定の誘導時間が必要です。一方、意識を消失させる方法ではなく、患者の意識レベルは原則として保たれます。したがって「意識レベルが低下する」が誤りです。
鍼麻酔には鎮痛効果の個人差や内臓牽引痛への限界があり、現代の全身麻酔と同一ではありません。
選択肢の確認
- 1.筋収縮が得られる刺激で発現する。:正答ではない。鍼通電では筋収縮がみられる程度の刺激を用いることがあり、鎮痛発現に関与します。
- 2.細径線維が関与する。:正答ではない。Aδ線維などの比較的細い求心性線維が内因性鎮痛系の賦活に関与します。
- 3.意識レベルが低下する。:正答。鍼麻酔は意識を消失・低下させる全身麻酔ではなく、意識は原則保たれます。
- 4.効果発現までに誘導時間が必要である。:正答ではない。鎮痛効果が十分に発現するまで一定の誘導時間を要します。
覚えるポイント
- 鍼麻酔は内因性鎮痛系を利用する。
- 比較的細い求心性線維が関与する。
- 効果発現には誘導時間が必要。
- 意識は原則として保たれる。
- 全身麻酔と同等の方法ではない。