14AM66|第14回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第14回午前(科目未分類)
食中毒の原因で致死率が最も高いのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 1
正答
1
この問題のポイント
食中毒原因菌のうち、強力な神経毒素によって呼吸麻痺を起こすものを選ぶ問題です。食品中に産生された毒素で発症するボツリヌス食中毒は、発生頻度が低くても重症化・致死の危険が高い毒素型食中毒です。
解説
ボツリヌス菌が産生するボツリヌス毒素は、神経筋接合部でアセチルコリン放出を阻害します。複視、眼瞼下垂、嚥下障害、構音障害から下行性弛緩性麻痺が進み、呼吸筋麻痺を起こすと生命に関わります。
サルモネラ属、腸炎ビブリオ、黄色ブドウ球菌も食中毒を起こしますが、選択肢の中ではボツリヌス菌が最も高い致死性をもつものとして扱います。疑われる場合は直ちに医療機関での呼吸管理と抗毒素治療などが必要です。
選択肢の確認
- 1.ボツリヌス菌:正答。ボツリヌス毒素は神経筋伝達を遮断し、呼吸麻痺によって高い致死性を示します。
- 2.サルモネラ属:誤り。サルモネラ食中毒は発熱、腹痛、下痢などを起こしますが、選択肢中で致死率が最も高いものではありません。
- 3.腸炎ビブリオ:誤り。腸炎ビブリオは魚介類に関連し、急性胃腸炎を起こします。
- 4.黄色ブドウ球菌:誤り。黄色ブドウ球菌は耐熱性エンテロトキシンにより急な嘔吐などを起こしますが、通常は短期間で軽快します。
覚えるポイント
- ボツリヌス毒素はアセチルコリン放出を阻害。
- 下行性弛緩性麻痺と呼吸麻痺が重要。
- 缶詰・瓶詰など嫌気的保存食品に注意。
- 重症例は緊急の呼吸管理が必要。