14AM75|第14回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第14回午前(科目未分類)
腰背部痛の原因で生命の危険をきたすのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
腰背部痛の原因のうち、直ちに生命を脅かし得る血管疾患を見分ける問題です。解離性大動脈瘤、現在一般に大動脈解離と呼ばれる病態は緊急疾患です。
解説
大動脈解離では大動脈内膜に亀裂が入り、血液が中膜内へ進入して大動脈壁を裂きます。突然発症する激烈な胸背部痛、移動する痛み、左右血圧差・脈拍差、失神、神経症状、ショックなどを生じ、破裂や臓器虚血により短時間で致命的となり得ます。
腰部脊柱管狭窄症、子宮内膜症、尿路結石も強い腰背部痛の原因になりますが、選択肢の中で最も直接的に生命危険を示すのは大動脈解離です。突然の激痛や循環不全所見があれば施術せず救急対応を優先します。
選択肢の確認
- 1.腰部脊柱管狭窄症:誤り。腰部脊柱管狭窄症は慢性的な神経性間欠跛行を起こしますが、通常は直ちに生命を脅かす病態ではありません。
- 2.子宮内膜症:誤り。子宮内膜症は周期性骨盤痛・腰痛などを起こしますが、本問で最も生命危険が高いものではありません。
- 3.尿道結石:誤り。尿路結石は激しい疝痛を起こしますが、選択肢中で大動脈解離ほど直接的な生命危険を示しません。
- 4.解離性大動脈瘤:正答。大動脈解離は破裂、心タンポナーデ、臓器虚血などで致命的となる緊急疾患です。
覚えるポイント
- 突然の激烈な胸背部痛は大動脈解離を疑う。
- 血圧差・脈拍差、失神、神経症状が手掛かり。
- 疑えば鍼灸施術を行わず救急対応。