14AM79|第14回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第14回午前(科目未分類)
「施術後、患者の血液のついた鍼を廃棄する時に誤って施術者の指に刺さった。」HBウイルス陽性患者であった場合の対応で最も適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
HBV陽性血液による針刺し後の曝露後予防を問う問題です。抗HB免疫グロブリンは中和抗体を直ちに補う受動免疫であり、選択肢中で最も適切です。
解説
HBV曝露後は、まず穿刺部を流水と石けんで十分に洗浄し、事故を報告して感染源の状態と被曝露者のHBワクチン歴・HBs抗体価を確認します。感染防御抗体がない、または不十分な場合には、できるだけ速やかに抗HBs人免疫グロブリンを投与し、状況に応じてHBワクチンを併用します。
抗HB免疫グロブリンは即時の受動免疫を与えます。HBワクチンは能動免疫の獲得に時間がかかるため、曝露直後の対応として単独では十分でない場合があります。実際の対応は抗体価や接種歴で異なるため、自己判断せず専門医療機関で緊急に評価します。
選択肢の確認
- 1.穿刺部位のアルコール消毒:最も適切ではありません。アルコール消毒だけで済ませず、直ちに流水と石けんで洗浄し、報告と医学的評価を行います。
- 2.抗生物質の投与:誤り。HBVはウイルスであり、細菌に対する抗生物質は感染予防になりません。
- 3.HBワクチン投与:単独では最も適切ではありません。HBワクチンは重要ですが抗体獲得に時間がかかり、曝露後は抗体価に応じて免疫グロブリンとの併用を検討します。
- 4.抗HB免疫グロブリン投与:正答。抗HB免疫グロブリンは即時に中和抗体を補い、HBV曝露後予防に用いられます。
覚えるポイント
- 針刺し直後は流水・石けんで洗浄し、速やかに報告。
- HBIGは受動免疫で即効性がある。
- HBワクチンは能動免疫で、必要時はHBIGと併用。
- 対応は接種歴・HBs抗体価で変わる。