14PM124第14回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第14回午後(科目未分類)

次の分で示す患者の病態に対する鍼通電療法の通電部位として適切なのはどれか。「53歳の男性。1年前から前腕外側から手背にかけての痛みがある。顔を上に向けると痛みが増悪する。腕橈骨筋反射減弱。」

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

頸椎症性神経根症を疑う症例で、症状・誘発動作・腱反射から障害神経根を決め、通電部位を選ぶ問題です。
前腕外側から手背の痛みと腕橈骨筋反射低下がC6神経根を示すことが決め手です。

解説

53歳男性には、前腕外側から手背にかけての痛み、頸部伸展での増悪、腕橈骨筋反射の減弱があります。頸部伸展で神経根症状が増悪することは椎間孔の狭小化を示唆し、腕橈骨筋反射は主にC6神経根の評価に用いられます。

C6神経根は通常C5−C6椎間の病変で障害され、知覚領域は前腕橈側から母指側手背に及びます。したがって、障害高位に対応するC5−C6間の直側と、手背橈側にある合谷を組み合わせる選択肢2が正答です。頸部への施術は脊髄・神経根・椎骨動脈などとの位置関係を踏まえ、国家試験上の対応として理解します。

選択肢の確認

  • 1.C4−C5間の直側と五里:誤り。C4−C5椎間病変では主にC5神経根が問題となります。本症例の腕橈骨筋反射低下と前腕外側から手背の症状には一致しません。
  • 2.C5−C6間の直側と合谷:正しい。C5−C6椎間はC6神経根障害に対応し、合谷は手背橈側に位置して症状の分布とも対応します。
  • 3.C6−C7間の直側と内関:誤り。C6−C7椎間病変は主にC7神経根に対応し、上腕三頭筋反射や中指周辺の症状が手掛かりになります。内関は前腕前面の心包経上にあります。
  • 4.C7−Th1間の直側と神門:誤り。C7−Th1椎間病変は主にC8神経根に対応し、環指・小指側や手内在筋の所見が手掛かりになります。神門は手関節掌側尺側にあります。

覚えるポイント

  • 腕橈骨筋反射は主にC6神経根。
  • C6神経根症状は前腕橈側から母指側手背に現れやすい。
  • C5−C6椎間病変はC6神経根障害に対応する。
  • 頸部伸展での増悪は神経根圧迫を示唆する。
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