14PM130|第14回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第14回午後(科目未分類)
次の文で示す患者の病証に対する治療目的として適切でないのはどれか.「28歳の女性。湿度が高い日が続くと咳と痰がよくでる。関節痛と倦怠感を伴う。甘い食物を好む。」
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この問題は公式正答が公表されていないため、採点対象外です。
正答
2、4
この問題のポイント
湿度で悪化する咳・痰、関節痛、倦怠感、甘味嗜好から、病証の中心と治療目的を判断する症例問題です。
正答は二つあり、脾の運化失調と痰湿に直接対応する目的かどうかを見分けます。
解説
湿度の高い日に悪化する重だるい症状、痰、関節痛、倦怠感は湿邪・痰湿を示します。甘い物を好むことも含め、本症例では脾の運化失調によって水湿が停滞し、痰湿が形成された病機を中心に考えます。そのため、脾の運化を改善し、痰湿を除去することが直接の治療目的です。
肝の疏泄失調を示す情志抑鬱、胸脇苦満、月経異常などは提示されていないため、肝の疏泄を促すことは適切でありません。また、本問では病証の中心を脾の運化失調と痰湿に置くため、肺の粛降を促すことも主たる治療目的には含めないと判断します。したがって正答は2と4です。現代医学的な咳・痰の診断と東洋医学的な病機は同一視せず、症状・嗜好・天候との関係から弁証します。
選択肢の確認
- 1.脾の運化を改善する。:適切。脾は水穀の運化を主り、その失調は水湿・痰湿の停滞につながります。本症例の倦怠感、甘味嗜好、湿度による悪化に対応します。
- 2.肝の疏泄を促す。:適切でない。肝の疏泄失調を示す情志変化、胸脇部症状、月経異常などが示されておらず、本症例の中心病機には直接対応しません。
- 3.痰湿の除去を図る。:適切。咳や痰、湿度での悪化、関節痛は痰湿・湿邪の停滞と考えられるため、その除去は治療目的になります。
- 4.肺の粛降を促す。:適切でない。本問では咳・痰を脾の運化失調から生じた痰湿として捉え、肺の粛降促進を主たる治療目的として選びません。
覚えるポイント
- 湿度で悪化する重だるい症状は湿邪を示す。
- 脾の運化失調は水湿・痰湿の形成につながる。
- 適切な目的は脾の運化改善と痰湿除去。
- 正答は2と4の二つで、両方を漏らさない。
- 東洋医学的病証と現代医学的診断を同一視しない。