14PM133|第14回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第14回午後(科目未分類)
次の文で示す患者に対する奇経を用いた治療で適切でないのはどれか。「28歳の女性。月経が3か月に一度しかなく、経血量も少ない。めまい感があり、食欲がない。やせ型で顔色が蒼白く、舌質淡、脈沈細。」
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
希発月経・経血量減少を中心とする症例で、月経と関係の深い奇経を選別する問題です。
月経所見に加え、めまい、食欲不振、やせ、顔色、舌、脈から血虚・気血不足を読み取ります。
解説
月経が3か月に一度で経血量も少なく、めまい、食欲不振、やせ、顔色蒼白、舌質淡、脈沈細がみられるため、脾の生化不足などを背景とした気血不足・血虚が考えられます。月経をつかさどる衝脈・任脈の不足が関係する病証です。
衝脈は血海と呼ばれて月経と密接に関係し、任脈は胞宮を養い妊娠・月経に関係します。帯脈も腰腹部をめぐり、婦人科領域の病証との関係を考えます。一方、陽維脈は諸陽経を連絡し、身体外側や表の陽経病証との関係が中心で、本症例には適切でないため選択肢1が正答です。
選択肢の確認
- 1.陽維脈:正しい。陽維脈は諸陽経を連絡し、陽経・表・身体外側の病証との関係が中心です。血虚による月経異常を主とする本症例には適切でありません。
- 2.衝脈:誤り。衝脈は血海と呼ばれ、月経量や月経周期など婦人科病証と密接に関係します。
- 3.任脈:誤り。任脈は胞宮や妊娠・月経との関係が深く、本症例の治療で考慮される奇経です。
- 4.帯脈:誤り。帯脈は腰腹部を横行して諸経を束ね、下腹部・帯下・月経など婦人科領域との関係を考えます。
覚えるポイント
- 希発月経・経血量減少・顔色蒼白・舌淡・脈細は血虚を示す。
- 衝脈は血海で、月経との関係が深い。
- 任脈は胞宮・妊娠・月経に関係する。
- 陽維脈は諸陽経を連絡し、本症例の中心ではない。