14PM136第14回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第14回午後(科目未分類)

「17歳の男性。2か月前から陸上の練習中に右脛骨の下1/3に疼痛があり、徐々に歩行が困難となった。エックス線像に骨折の所見はない。知覚異常はないが足の屈曲(底屈)内反の抵抗運動で疼痛が誘発される。」最も考えられるのはどれか。

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正解: 4

正答

4

この問題のポイント

若年ランナーの下腿痛について、疼痛部位、発症経過、画像所見、抵抗運動から疾患を鑑別する症例問題です。
脛骨下方の運動時痛と、底屈・内反での誘発がシンスプリントを示す決め手です。

解説

17歳男性で、陸上練習中に始まった脛骨下1/3の疼痛が2か月続き、足関節底屈・内反の抵抗運動で疼痛が誘発されています。これは後脛骨筋などの牽引ストレスが脛骨内側縁に反復して加わる、シンスプリント、すなわち内側脛骨ストレス症候群に合致します。

有痛性外脛骨は足内側の舟状骨付近、オスグット病は脛骨粗面、コンパートメント症候群は運動時の強い張りや神経・循環症状が問題になります。なお、単純エックス線で骨折所見がなくても早期の疲労骨折を完全には除外できません。歩行困難が進む場合や限局性圧痛が強い場合は、施術だけで対応せず医学的評価が必要です。

選択肢の確認

  • 1.有痛性外脛骨:誤り。有痛性外脛骨は舟状骨内側の副骨部に疼痛を生じ、痛みの中心は足内側です。
  • 2.オスグット病:誤り。オスグット病は成長期にみられる脛骨粗面の牽引性障害で、膝前面の脛骨粗面痛が中心です。
  • 3.コンパートメント症候群:誤り。コンパートメント症候群では運動時の下腿の強い張り、疼痛、しびれ、筋力低下などが問題となります。本症例は知覚異常がなく、脛骨内側下方の牽引痛が中心です。
  • 4.シンスプリント:正しい。反復する走運動、脛骨下1/3の疼痛、底屈・内反抵抗での誘発はシンスプリントに合致します。

覚えるポイント

  • シンスプリントは内側脛骨ストレス症候群。
  • ランニングで脛骨内側縁、特に中下部に疼痛が出る。
  • 後脛骨筋などの牽引ストレスが関係する。
  • 単純エックス線が正常でも疲労骨折を完全には否定できない。
  • 進行する歩行困難や強い限局性圧痛は医学的評価が必要。
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