14PM137|第14回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第14回午後(科目未分類)
「17歳の男性。2か月前から陸上の練習中に右脛骨の下1/3に疼痛があり、徐々に歩行が困難となった。エックス線像に骨折の所見はない。知覚異常はないが足の屈曲(底屈)内反の抵抗運動で疼痛が誘発される。」施術対象とする罹患筋で適切なのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
前問と同じ下腿痛症例について、疼痛を誘発する運動から罹患筋を同定する問題です。
足関節の底屈と内反の両方を行う筋を選びます。
解説
後脛骨筋は足関節の底屈と足部の内反を行います。本症例では底屈・内反の抵抗運動で脛骨下1/3の疼痛が誘発されるため、後脛骨筋の収縮による牽引ストレスが症状に関係すると考え、選択肢2が正答です。
後脛骨筋は下腿深後面から起こり、腱は内果後方を通って舟状骨などに付着します。前脛骨筋は背屈・内反、長腓骨筋と短腓骨筋は主に外反を行うため、運動の組合せが一致しません。
選択肢の確認
- 1.前脛骨筋:誤り。前脛骨筋は足関節の背屈と内反を行います。底屈抵抗で疼痛が誘発される本症例とは動作が一致しません。
- 2.後脛骨筋:正しい。後脛骨筋は底屈と内反を行い、その抵抗運動で疼痛が出る所見に一致します。
- 3.長腓骨筋:誤り。長腓骨筋は足関節底屈を補助しますが、足部を外反させます。内反抵抗で疼痛が出る筋ではありません。
- 4.短腓骨筋:誤り。短腓骨筋も主に足部外反を行い、後脛骨筋とは作用が反対です。
覚えるポイント
- 後脛骨筋は底屈・内反。
- 前脛骨筋は背屈・内反。
- 長腓骨筋・短腓骨筋は外反。
- 抵抗運動で痛む場合は、その運動の主動筋を考える。