14PM142|第14回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第14回午後(科目未分類)
膝関節腔内へ鍼が刺入された場合に生じる可能性のあるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
膝関節腔への誤刺入によって生じ得る重大な有害事象を問う問題です。
関節内へ細菌が持ち込まれた場合の感染症を最優先で考えます。
解説
鍼が膝関節腔内へ刺入されると、皮膚表面などの細菌が関節内へ持ち込まれ、化膿性膝関節炎を起こす可能性があります。関節腔は感染に弱く、発症すると強い疼痛、腫脹、熱感、関節可動域制限、発熱などを来し、軟骨破壊へ進むことがあります。したがって選択肢3が正答です。
化膿性関節炎が疑われる場合は施術を中止し、速やかな医療機関での評価と治療が必要です。清潔操作に加え、膝蓋骨周囲の関節裂隙や関節包の位置を理解し、関節腔への不用意な刺入を避けることが重要です。
選択肢の確認
- 1.膝窩嚢胞:誤り。膝窩嚢胞は関節液が膝窩部の滑液包に貯留して形成されるもので、関節腔への誤刺入による代表的な感染性合併症ではありません。
- 2.離断性骨軟骨炎:誤り。離断性骨軟骨炎は軟骨下骨の障害により骨軟骨片が分離する病態で、鍼の関節腔内刺入によって直接生じるものではありません。
- 3.化膿性膝関節炎:正しい。関節腔へ細菌が持ち込まれると化膿性膝関節炎を生じる可能性があり、緊急性のある感染症です。
- 4.膝蓋軟骨軟化症:誤り。膝蓋軟骨軟化症は膝蓋大腿関節の軟骨変性などに関係し、関節腔への誤刺入による代表的合併症ではありません。
覚えるポイント
- 関節腔内への誤刺入は化膿性関節炎の原因になり得る。
- 強い関節痛・腫脹・熱感・可動域制限・発熱に注意する。
- 化膿性関節炎は速やかな医学的評価が必要。
- 清潔操作と局所解剖の理解が感染予防の基本。